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スナック無宿 ~らくがき(五反田) ~

子供の頃からスナックが好きで、良い大人になった今でも勿論好きだ。 スナックの醍醐味は何かと問われると、そりゃ人それぞれあるだろうし、一言でまとめることができるならスナックになんて通っていない。

五反田には、リバーライトビルと云う名前のビルが目黒リバーのリバーサイドにあって、通称「五反田ヒルズ」と呼ばれている。 f:id:steroid66:20170115160421j:plain

こんな感じで飲食店がひしめき合っているドーム型のビル。

勿論、めし屋も飲み屋もあるのだけど、テナントの内のその殆どがスナックと云う感涙モノのビルヂングだ。 で、結構個性的な店とか看板を見る限り胸躍る雰囲気の店とか色々あるんだけど、年の瀬も迫った金曜の夜、こちらにお邪魔した。

「スナック らくがき」

看板には女子会歓迎とか書いていて、価格もリーズナブル。

早速入店。

まだ19時台だったが、すでに男女の団体がずらっと座っていた。 ママに誘われて、一番端のカウンターにピットイン。

ママの名前はようこ。

「酔う子って書くの」というママのスナックジョークが出たところで、良い店と確信した俺は、迷わずキンミヤのボトルを入れた。

団体さんは合コン的なノリで会社の上司に連れてきてもらったという感じの3対3 + 上司で、上司以外いまいち盛り上がっていない。 すると、ママが場を盛り上げようとしたのだろう。自ら先陣を切り、カラオケを入れた.


The Beatles - Hey Jude

言わずと知れたビートルズのバラードをなんの脈絡もなく突然歌い始めるママに一同唖然。俺も唖然。

しかしそこはスナック・マジック。

ママのHey,Judeを皮切りに、若者たちも一人また一人と歌を歌いはじめ、俺も歌い、場は一体感に包まれ始めた。

これが、スナックの良さ、醍醐味の一つだと俺は思う。

なんとなく良い感じになった若者たち団体が帰り、俺も気分が良くなったので、キンミヤを飲み干してから帰ろうとママと談笑。 聞けば、五反田に来る前に働いていた店と俺の良く行く店が近く、共通の知人もたくさんいることが発覚。

運命を感じた俺は必ずまた来ることを約束し、店を後にした。

余談だが、Hey,Judeはポールマッカトーニーが離婚問題でもめていた頃のジョン・レノンの息子を励ますために作った曲とされていて、それを知っていて選曲したのなら、ようこママの妖力に感服する。(その頃、ジョン・レノンはヨーコ・オノに夢中だった)